2017年11月16日
【お知らせ】遊譜からジークレー版の販売を開始します。

【お知らせ】遊譜からジークレー版の販売を開始します。

Giclee will be on sale starting 2017.11.23.fri

ご無沙汰しておりました。運営Kです。
「立冬」を迎え暦の上では冬となりましたが、皆さま如何お過ごしでしょうか。
先日は、たか子先生から日本画教室の生徒さんたちによる「第4回 日本画展 ”翔”」の開催告知がありました。
今回も「芸術の秋」らしいお知らせをお届けしたいと思います。
どうぞ宜しくお付き合いください。

奥山たか子作品のジークレー版を販売します。

では、早速お知らせします。
2017年11月23日(木)[勤労感謝の日]から、当ウェブサイトの各作品ページより「ジークレー版」の販売を開始致します。

ジークレーとは、デジタル印刷で制作されたアート作品の総称として使われている言葉で、遊譜の場合は原画の複製画ということになります。

「手元に届きやすい価格で、かつ品質の良いもの」をご案内させて頂く準備が出来ましたので、この機会に是非「奥山たか子作品」をお求め頂けますと幸いです。

11月23日(木)から各作品ページよりご購入が可能となりますので、販売開始まであと暫くお待ちください。

・・・

以上が今回のお知らせですが、販売開始までまだ日にちがありますので、次回の記事で下記の内容をお届けする予定です。

 ・ 実際の作品「柚子」をジークレー版にしたレポート
 ・ サイズや価格など購入の際の注意事項とキャンペーンについて

興味を持っていただいた方は、ぜひ楽しみにしていてください。

さて、今回の記事はもう少し続きます。
おそらく「ジークレー」という言葉を初めて聞いたという方もいらっしゃると思いますので、その特徴などを簡単にですが紹介しておきたいと思います。

 

ジークレー版の特徴と参考記事

What is Giclee?
それでは、ジークレーについてその特徴などを簡単にですが紹介しておきたいと思います。

そもそもジークレーとは?

そもそも「ジークレーとは何か?」ですが、先述の通りジークレー(ジクレー)とは、デジタル印刷技術で制作されたアート作品の総称として使われている言葉です。

油絵、水彩画、日本画、写真、イラストなど、作品はデジタルデータに変換します。
そして、デジタル化された作品データを顔料を噴射して着色するインクジェットプリンターで刷りあげます。

この、「顔料を噴射して着色する技術」から着想を得て、フランス語で〝吹き付けて色を付ける〟という意味のジークレー[Giclee]という言葉がつけられました。それが広く認知され今日に至っています。

ジークレーの特徴

続いてジークレーの特徴ですが、その最たるものは世界的な美術館が認めるほどの品質です。
その特徴をざっとあげてみます。

① 経年劣化(耐水性と耐光性)に強い顔料と版画(印刷用紙)を使用している。
② キャンバスや和紙など印刷する版画(印刷用紙)に制限がない。
③ 高解像度で網点のない仕上がり。
④ デジタルデータなので色彩補正が可能。
⑤ ルーブル美術館やメトロポリタン美術館で展示される程の品質。

いかがでしょうか?
ちょっと難しい言葉がありますので、分かり難いかもしれませんね。
なので、私個人の言葉でジークレーを紹介するとこうなります。

〝ジークレー版は、日に当たって色褪せたりせず、かつ部屋の湿度なども気にせずに、好きな場所に好きな作品を飾っておける。しかも美術館品質。〟

… どうでしょうか?
先ほどよりはジークレー版の魅力が伝わりましたでしょうか?

※ジークレーの具体的な技術などについては、印刷会社ごとに違いがありますので、もう少し詳しく知りたいという方は下記のサイトを参照してみて下さい。

参考サイト
ジークレーとは? | グラフィック社
ジークレーとは? | 株式会社アート

ところで、欧米で広く認知されるようになった「ジークレー」ですが、その背景にはデジタル技術の恩恵もさることながら、一人のアーティストの作品に対する熱い想いがあったようです。
少し横道に逸れますが、最後にそんな一人のアーティストのストーリーを紹介させて下さい。

横道に逸れますが、紹介したいストーリー。

1990年代、音楽家で写真家でもある “グラハム・ナッシュ” さんが、自身の写真作品をより良い品質で出力したいと印刷会社を探していたそうです。
ところが作品のネガを紛失してしまい、現像された写真作品しか手元に残っていない状態になってしまったそうです。
そんな折に、IRISプリンター(1980年代に発売)という印刷機を知り、現像された写真からでも品質の優れた写真作品を刷りあげることが出来たそうです。
ナッシュさんはその仕上がりをとても気に入ったらしく、さらにその品質をもっと良くするべく印刷技術改良のために投資もしたそうです。

こうした経緯で刷り上がった品質の良い作品を、他の印刷技術やプリンターで印刷された作品と差別化させるために、先述のジークレー[Giclee]という言葉を使い始めたそうです。

というわけで、ジークレーは一人のアーティストの挑戦から始まり、今日では新たな版画の技法として広く認知されるようになったということです。

 

まとめ

「ジークレー版は、日に当たって色褪せたりせず、かつ部屋の湿度なども気にせずに、好きな場所に好きな作品を飾っておける。しかも美術館品質。」
「ジークレー」はデジタル技術を駆使した印刷物です。
オリジナルか複製版かと言う視点での話もあると思いますが、ここでは「気に入った作品」という視点でまとめたいと思います。

世の中の多くの作家さんは、自身の作品を、気に入ってくれた人の手元に、より質の良い状態で届けたいという想いをお持ちでいらっしゃると思います。
と同時に、多くの人が気に入った作家さんの作品を購入したいと思っていらっしゃるのも事実としてあると思っています。

そういった意味で、遊譜も同じ気持ちです。

作品を気に入ってくれた方の手元に届きやすくしたい。
作品を購入するという行為で創作活動の応援をして欲しい。

そんな想いで、今回ジークレー版発売の準備を致しました。
ご理解頂けますと幸いです。

今後の奥山たか子先生の新作に関しましても、同様にジークレー版を準備していく予定でおりますので、どうぞ楽しみにしていて下さい。

 

編集後記

長文失礼しました。運営Kです。
実は私ごとで恐縮ですが、6月に娘が誕生しました。^^
おかげさまで、娘はすくすくと成長しもうすぐ5ヶ月が経とうというところです。

そんなわけで、遊譜の運営のお手伝いが中々出来ずにおりましたが、だんだんペースが掴めてきたので、運営サポートを再開していきたいと思います。

次回は作品「柚子」のジークレー版レポートをお届けしますので、どうぞ皆さま今後とも宜しくお願い致します。